漫画まとめ

面白いサスペンス漫画おすすめ10選 心理戦の極み!ミステリーマニア必見

僕たちがやりました (金城宗幸,荒木光)

マンガ「僕たちがやりました」のオススメポイント

「僕たちがやりました」は、凡下高校の生徒たちが隣の不良校・矢波高校への仕返しとして起こした爆破事件を描いたサスペンス漫画です。この作品は、金城宗幸と荒木光という実力派クリエイターのタッグによって生み出され、青春の一瞬の過ちが引き起こす悲劇と、その後の逃亡生活を緊迫感たっぷりに描いています。

主人公・増渕トビオとその仲間たちは、一見平凡な高校生活を送っていましたが、矢波高校の不良たちに目をつけられたことで事態が急変します。彼らは復讐心に駆られ、夜間に矢波高校に忍び込んで爆弾を仕掛けますが、予想外の大惨事を引き起こしてしまいます。この事件をきっかけに、彼らの生活は一変し、罪の意識と恐怖に苛まれながらの逃亡生活が始まります。

本作のおすすめポイントは、まずその緊迫感溢れる展開です。主人公たちが追い詰められていく様子や、犯人を追う矢波高校の不良リーダー・市橋哲人の執念が描かれることで、読者はページをめくる手が止まらなくなります。また、登場人物たちの心理描写も巧みに描かれており、彼らが抱える罪の意識や恐怖、友情と裏切りがリアルに伝わってきます。

さらに、この作品は「因果応報」というテーマを通じて、選択の連鎖がどのように人々の運命を変えていくのかを鮮やかに描き出しています。トビオたちの一瞬の過ちがどのように大きな悲劇を引き起こし、その後の人生にどのような影響を与えるのか、読者は深く考えさせられることでしょう。

「僕たちがやりました」は、サスペンス好きはもちろん、青春の葛藤や人間関係の複雑さに興味がある方にもぜひ一読をおすすめしたい作品です。緊迫感と心理描写、そして深いテーマが融合したこの作品は、読者に強烈な印象を残すこと間違いありません。

悪の教典 (貴志祐介,烏山英司)

マンガ「悪の教典」のオススメポイント

「悪の教典」は、問題だらけの高校を舞台に繰り広げられる、サイコキラー教師の恐るべき行動を描いたサスペンス漫画です。物語の中心となるのは、生徒や保護者に好かれる人気教師、蓮実聖司。しかし、彼の本性は他者への共感能力を一切持たない冷酷な殺人者です。蓮実は自分に疑いをかける生徒や教師を秘密裏に殺害し、学校全体を支配していきます。

この作品の魅力は、緊迫感あふれるストーリー展開と予測不可能な展開にあります。蓮実の巧妙な計画が次第に明らかになる中で、読者は彼の冷酷さと計算高さに驚かされます。特に、2年4組の生徒たちが文化祭準備のために学校に泊り込んだ夜、些細なミスから蓮実の犯行が露見するシーンは圧巻です。追い詰められた彼が同僚教師の仕業に見せかけて生徒全員を皆殺しにしようとするラストの展開は、息を呑む緊張感を提供します。

また、物語の背景には不良生徒やモンスターペアレント、学校裏サイト、集団カンニング、淫行教師など、現代の学校が抱える様々な問題が描かれています。これにより、単なるサスペンスとしてだけでなく、社会問題を鋭く風刺した作品としても楽しむことができます。

「悪の教典」は、学校を舞台にしたサスペンスをお探しの方に特におすすめです。予測不可能な展開、衝撃の真実、そして圧倒的な緊迫感が融合したこの作品は、一度読み始めたら最後まで目が離せなくなること間違いなしです。貴志祐介の話題作を完全漫画化したこの漆黒のスクール・サイコホラー、ぜひ手に取ってみてください。

テセウスの船 (東元俊哉)

マンガ「テセウスの船」のオススメポイント

「テセウスの船」は、父親が連続殺人事件の真犯人として死刑になった主人公・田村心が、10年後に同じ事件が再び起きたことをきっかけに、真相を追求するサスペンスミステリー漫画です。物語は1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校で児童を含む21人が毒殺される事件から始まります。逮捕されたのは村の警察官であり、心の父親である佐野文吾。28年後、父親の無罪を信じる心は独自に調査を進め、事件現場を訪れた際に突如として1989年にタイムスリップするというタイムトラベル要素が加わります。

この作品のおすすめポイントは、まずその緻密なプロットと予測不可能な展開です。過去と現在を行き来しながら、事件の謎が少しずつ明らかになっていく展開は、読者を飽きさせません。特に、タイムスリップを通じて過去の出来事を変えようとする心の奮闘が描かれ、彼の心理描写が非常に丁寧に描かれています。真相に近づくほどに揺れ動く感情が、読者をストーリーに引き込みます。

また、事件に関わる登場人物たちの思惑が絡み合い、複雑な人間ドラマが展開される点も魅力です。心の家族や事件の被害者、その周囲の人々の視点が交錯し、物語に深みを与えています。最後まで真犯人の正体がわからないどんでん返しの連続により、読後の満足度は非常に高いです。

ミステリー好きはもちろん、サスペンスやヒューマンドラマが好きな方にもおすすめできる一作です。時空を超えて「真実」と対峙する心の姿に、読者は手に汗握る展開を楽しむことができるでしょう。

ROUTE END (中川海二)

マンガ「ROUTE END」のオススメポイント

「ROUTE END」は、特殊清掃業を営む青年・春野が主人公のサイコ・サスペンスホラー漫画です。彼の日常は、死と隣り合わせの過酷なものであり、彼が担当する現場は常に生と死の境界にあります。しかし、そんな彼の生活が一変するのは、近隣で続発する連続猟奇殺人事件、通称「END事件」に巻き込まれることから始まります。

この作品の魅力の一つは、その緻密に練られたストーリー展開です。次々と明らかになる事件の真相や、予測不可能な展開が読者を一瞬たりとも飽きさせません。また、登場人物たちの心理描写が非常に丁寧で、彼らの恐怖や葛藤がリアルに伝わってきます。特に、主人公・春野の内面の変化や成長が描かれており、彼がどのように事件と向き合い、解決に導くのかが見どころです。

さらに、この作品は生と死の在り方について深く問いかける要素も含まれています。特殊清掃業という職業を通じて、人間の生々しい現実や命の儚さが描かれ、読者に強いインパクトを与えます。これにより、単なるサスペンスホラーではなく、哲学的な深みも持つ作品となっています。

「ROUTE END」は、サスペンスとホラーが絶妙に融合した、読み応え抜群の作品です。緻密なストーリーとキャラクターの心理描写、そして生と死のテーマが見事に絡み合い、読者を一気に物語の世界へ引き込みます。ぜひ、この連続猟奇殺人事件の謎を解き明かす旅に出てみてください。

ただ離婚してないだけ (本田優貴)

マンガ「ただ離婚してないだけ」のオススメポイント

「ただ離婚してないだけ」は、一見平凡な夫婦の裏に潜む秘密と葛藤を描いたサスペンス漫画です。結婚7年目を迎えた柿野正隆と雪映の夫妻は、過去の流産が原因で関係が冷え込み、正隆は新聞配達員の夏川萌と不倫関係に陥ります。お互いに深入りすることを避けて日常を過ごす「ただ離婚してないだけ」の仮面夫婦だった二人ですが、萌の妊娠や雪映の涙ながらの糾弾を受け、正隆は関係の清算を決意します。

しかし、萌の精神の均衡が崩れ、雪映の懐妊を知った萌が錯乱状態で自宅を訪れたことから事態は急変。正隆と雪映は必死の抵抗の末に萌を殺害し、その死体を隠蔽しようとします。生まれてくる子供のために罪を重ねる夫婦の葛藤と、次々に訪れる緊迫した展開が読者を引き込みます。

物語の進行とともに、夫婦の関係や心理描写が非常に丁寧に描かれています。特に、罪を重ねることで皮肉にも強まる夫婦の絆や、追い詰められる中での人間の弱さがリアルに表現されています。さらに、萌の元交際相手・佐野の登場により、真相が露呈しかける緊張感がさらに物語を盛り上げます。

この漫画のおすすめポイントは、予測不可能な展開と深い心理描写にあります。読者は次に何が起こるのか予測できず、ページをめくる手が止まらないでしょう。また、サスペンスだけでなく、人間の弱さや愛情の裏側を描いた点も見逃せません。生まれてくる子供のためにどこまで罪を重ねていくのか、夫婦の行動に目が離せない作品です。

「ただ離婚してないだけ」は、サスペンス好きだけでなく、人間ドラマを深く味わいたい読者にもおすすめの作品です。

約束のネバーランド (白井カイウ,出水ぽすか)

マンガ「約束のネバーランド」のオススメポイント

「約束のネバーランド」は、一見幸せそうな孤児院が実は人間を食料として飼育する恐ろしい施設だったという衝撃的な事実から始まる、息をのむようなサスペンス漫画です。主人公のエマ、ノーマン、レイを中心に、彼らは真実を知った後、脱獄計画を立てますが、その過程で数々の困難に直面します。

この作品のおすすめポイントは、まずその緻密なストーリーテリングと巧みな伏線です。物語は、孤児院での平穏な日常が一転、恐怖と絶望に包まれる瞬間から始まります。読者は、エマたちが真実を知り、脱獄を計画する過程で次々と明かされる驚愕の事実に引き込まれます。特に、シスター・イザベラやレイの裏切りなど、キャラクター同士の心理戦が非常にスリリングで、ページをめくる手が止まりません。

また、エマ、ノーマン、レイという三人の主人公の個性と成長も見どころです。身体能力に優れるエマ、知略に優れるノーマン、リアリストで博識なレイという三者三様のキャラクターが、それぞれの強みを生かして困難に立ち向かいます。彼らの絆と信頼関係が物語を支え、読者に感動を与えます。

さらに、物語の舞台となるグレイス=フィールド(GF)ハウスの設定も魅力的です。一見、理想的な孤児院に見えるこの場所が、実は「鬼」のための人間飼育場であるという設定は、読者に大きな衝撃を与えます。脱獄計画が進む中で明かされる施設の秘密や、監視者たちとの緊迫した対決は、読者をハラハラドキドキさせること間違いなしです。

「約束のネバーランド」は、生き残りをかけた子供たちの必死の戦いと、彼らの絆の強さを描いた、ハラハラドキドキの脱獄サスペンスです。心理描写や予測不可能な展開、そして巧みな伏線が織り成すこの物語は、一度読み始めたら最後まで目が離せなくなることでしょう。

僕だけがいない街 (三部 けい)

マンガ「僕だけがいない街」のオススメポイント

「僕だけがいない街」は、売れない漫画家・藤沼悟が持つ特殊能力「再上映(リバイバル)」を軸に展開するサスペンス漫画です。このリバイバルという能力は、直後に起きる事件や事故の原因が取り除かれるまで、その直前の場面に何度もタイムリープしてしまうというもので、悟の意思とは関係なく発動します。物語は、悟が児童の交通事故を未然に防いだ結果、自身が事故に遭い入院するところから始まります。

入院を機に、悟は母親の佐知子と再会し一緒に暮らし始めますが、佐知子は1988年に起きた連続誘拐殺人事件の真犯人を目撃したことで何者かに殺害されてしまいます。悟は母親を救うため、自らの特殊能力を使って過去に戻ることを決意し、過去と現在を行き来しながら真犯人の正体に迫っていきます。

本作のおすすめポイントは、何と言ってもその緊迫感あふれるストーリー展開です。リバイバルという特殊能力を駆使しながら、悟が事件の真相に迫る過程は、読者を飽きさせません。特に、過去と現在を行き来することで徐々に明らかになる真実や、予測不可能な展開が読者を引き込む要素となっています。

また、キャラクターの描写も魅力的です。主人公・悟の成長や葛藤、そして彼を取り巻く人々の人間ドラマが丁寧に描かれており、感情移入しやすいです。特に、母親・佐知子との絆や、同僚・愛梨との関係性が物語に深みを与えています。

さらに、1988年という時代背景も興味深く、当時の社会情勢や風景がリアルに描かれているため、ノスタルジーを感じる読者も多いでしょう。これらの要素が組み合わさり、サスペンス好きにはたまらない作品となっています。

「僕だけがいない街」は、ミステリーとタイムリープの要素が見事に融合した作品であり、緻密なプロットとキャラクターの魅力が際立つ一作です。サスペンスやミステリー好きの方には、ぜひ一度手に取っていただきたい作品です。

亜人 (桜井画門,三浦追儺)

マンガ「亜人」のオススメポイント

「亜人」は、不死身の肉体を持つ亜人と、彼らを捕らえようとする人間社会との対立を描いたサスペンス漫画です。主人公の永井圭は、交通事故で命を落としたにもかかわらず、不死身の肉体を持つ亜人であることが判明します。圭は、自分と同じ亜人仲間とともに、亜人を捕らえ、非人道的な実験を行う政府機関から逃れようと奮闘します。

この作品の魅力は、非日常的な設定の中で繰り広げられる人間性や社会問題を鋭く描いている点です。亜人の存在が明らかになることで引き起こされる社会的混乱や、人間と亜人の間の倫理的ジレンマがテーマとして深く掘り下げられています。亜人は人間と同じく知的生物でありながら、常人とは一線を画した身体的特徴や能力を持つ存在であり、その特異性から恐れられる一方で、魅力的な存在としても描かれます。

圭と仲間たちの絆や葛藤、そして彼らを追う政府機関との緊迫したバトルシーンも見どころの一つです。特に、圭が自分のアイデンティティと向き合いながら成長していく過程は、読者に強い共感を呼び起こします。また、圭の友人であるカイとの友情や、亜人としての新たな仲間との関係性も物語に深みを与えています。

さらに、亜人たちが持つ特殊能力や、不死身であるがゆえの苦悩が描かれることで、キャラクターたちの内面が立体的に描かれています。これにより、単なるアクションやサスペンスだけでなく、深い人間ドラマとしても楽しむことができます。

「亜人」は、緻密なストーリーテリングと魅力的なキャラクター、そして社会問題を問う鋭い視点が融合した作品です。人間と亜人の対立を通じて、人間性や社会の在り方を考えさせられる、サスペンスフルな漫画としておすすめです。

モンタージュ (渡辺潤)

マンガ「モンタージュ」のオススメポイント

「モンタージュ」は、1968年に発生した昭和史最大の未解決事件である三億円事件を題材にした本格サスペンス漫画です。物語は、16歳の少年・鳴海大和が瀕死の老刑事から「おまえの父親は三億円事件の犯人だ」と告げられるところから始まります。この衝撃的な告白をきっかけに、大和は父親の過去と事件の真相を追い求める旅に出ます。

「モンタージュ」の魅力は、過去と現在が巧みに交錯するストーリーテリングにあります。1968年の事件当時と現代の二つの時間軸が交互に描かれ、読者はまるでタイムトラベルをしているかのような感覚を味わえます。この手法によって、事件の全貌に迫る過程がよりスリリングに感じられます。

また、登場人物たちの心理描写や人間関係の機微が非常に丁寧に描かれています。特に大和の成長や葛藤、周囲の人々との関係が深く掘り下げられており、物語に厚みを持たせています。大和の探求の過程で明らかになる衝撃の事実や新たな謎は、読者を次々と驚かせ、ページをめくる手が止まらなくなることでしょう。

さらに、三億円事件という実在の未解決事件をベースにしているため、リアリティとフィクションが絶妙に融合しています。事件の真相に迫る過程で明らかになる数々の事実や新たな謎は、読者を驚かせ、物語に引き込む要素となっています。

「モンタージュ」は、ミステリーとサスペンスが絶妙に融合した作品であり、緻密なプロットと深いキャラクター描写が魅力です。昭和の未解決事件に興味がある方や、サスペンスやミステリーが好きな方には特におすすめです。読めば読むほど引き込まれること間違いなしの一作です。

100万円の女たち (青野春秋)

マンガ「100万円の女たち」のオススメポイント

「100万円の女たち」は、売れない小説家・道間慎と5人の謎の美女たちとの奇妙な共同生活を描いたサスペンス漫画です。彼女たちは毎月100万円もの大金を慎に支払い、一つ屋根の下で暮らしていますが、その理由や素性は一切不明。慎は彼女たちに質問することを禁じられており、謎に包まれた日々を送ります。

この作品のおすすめポイントは、まずそのミステリアスな設定にあります。美女たちがなぜ慎に大金を支払い、共同生活を送るのか、その理由が物語の進行とともに少しずつ明かされていく過程が非常に興味深いです。読者は彼女たちの過去や存在理由を知るたびに新たな驚きと発見を得ることができます。

さらに、キャラクターたちの個性も魅力の一つです。コーヒーを愛する全裸の女・白川美波、紅茶を愛するヨガと本好きの女・塚本ひとみ、ほうじ茶を愛する礼儀正しい女・小林佑希、アセロラジュースを愛する訳アリ高校生の女・鈴村みどり、牛乳を愛する大物感を漂わせる女・開菜々果と、彼女たちの嗜好や性格が非常にユニークで、個々のバックストーリーも深く掘り下げられています。

また、慎自身の成長も見逃せません。彼は最初、売れない小説家として無気力な日々を送っていましたが、美女たちとの共同生活を通じて次第に変化していきます。彼の成長とともに、彼を取り巻く環境も大きく変化し、物語はますます複雑で緊張感のある展開へと進んでいきます。

そして、物語のクライマックスには、慎にとってすべてを崩壊させる衝撃的な事件が待ち受けています。この事件がどのように解決されるのか、その結末は予測不能であり、読者を最後まで引き込む力があります。

「100万円の女たち」は、ミステリアスな設定と予測不能な展開が魅力のサスペンス漫画の傑作です。散りばめられた秘密を追いながら、いつしかキャラクターたちの虜になること間違いありません。

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