三つ子産んだら死にかけました。 (お肉おいしい)
「三つ子産んだら死にかけました。」は、1980年代後半の東北に住む主婦せい子の実体験に基づいた物語です。予想外の三つ子妊娠に始まり、ハイリスク出産や家族総出の子育てなど、想定外の出来事が次々と襲いかかります。著者自身が三つ子の長女として育った経験を活かし、多胎妊娠と育児の現実をユーモアたっぷりに描いています。
この漫画は、多胎妊娠や育児の大変さを赤裸々に描きつつも、家族の絆や支え合いの大切さを感じさせてくれる心温まる作品です。せい子の強さと家族の団結力に感動すると同時に、著者の巧みな表現力によって、重いテーマも読みやすく面白く仕上がっています。
多胎妊娠や育児に悩むすべての人に読んでもらいたい一冊です。自分だけが大変なのではないと勇気をもらえるはずです。また、家族のありがたみを再確認できる作品でもあります。ぜひ手に取ってみてください。
伝説のお母さん (かねもと)
「伝説のお母さん」は、かねもとさんによる漫画作品で、SNSで話題になり書籍化された注目の作品です。ファンタジーの世界観の中に、現代の子育ての悩みや夫婦の協力の大切さが織り込まれており、多くの読者の共感を呼んでいます。
主人公は、かつて勇者とともに魔王を封印した伝説の魔法使いでしたが、平和になった世界で待機児童を抱えるお母さんになっていました。しかし、魔王が復活したため、再び戦いに向かわなければなりません。
子育てと魔王討伐の両立に悩む主人公の姿は、現代の働くお母さんの姿と重なり、リアルな共感を呼びます。保活に奮闘しつつ、夫に家事と育児を教え、定時で仕事を上がって戦いに参加する主人公の姿は、多くの読者に勇気と希望を与えてくれます。
前田敦子さん主演でドラマ化もされた本作は、ファンタジーとリアルが見事に融合した、ユニークで心温まる作品です。子育てに悩むお母さんはもちろん、夫婦で協力し合うことの大切さを感じたい全ての人におすすめしたい一冊です。
セブンティウイザン (タイム涼介)
「セブンティウイザン」は、65歳で定年退職を迎えた江月朝一と、70歳の妻・夕子の物語です。夕子から突然の妊娠報告を受けた朝一は戸惑いながらも、新しい家族の一員を迎える喜びに包まれます。高齢での妊娠・出産は決して容易ではありませんが、夕子は強い母性で困難に立ち向かいます。つわりに苦しむ夕子を朝一が優しく支える様子は、夫婦の深い絆を感じさせます。
みらいと名付けられた子供が生まれ、幸せな日々を送る一家でしたが、朝一ががんを告げられます。残された時間を家族と過ごすため、朝一は治療を拒否します。みらいの成長を見守りながら、夫婦は支え合って最期の時を迎えるのです。
人生の終盤に差し掛かった夫婦が、新しい命を授かったことで再び家族の絆を深めていくストーリーに、きっと心を打たれるはずです。高齢出産や家族の絆、夫婦愛など、多くの人が共感できるテーマが詰まった作品です。人生のどの段階でも、新しい幸せが訪れる可能性があることを教えてくれる感動の物語をぜひ読んでみてください。
家族ほど笑えるものはない (カフカヤマモト)
カフカヤマモトさんの育児漫画「家族ほど笑えるものはない」は、シャイで優しい息子、活発でかわいい娘、冷静沈着な夫、そして働きながら家事育児をこなす母の4人家族の日常を描いた作品です。妹におやつを取られて涙を流す息子や、ママより先に言葉を覚えて母を落胆させる娘など、家族のありふれた日常が、とてもおかしくて愛おしく描かれています。子育ての疲れやイライラが吹っ飛ぶような、見れば見るほど笑えてクセになるイラストが500点以上収録されており、インスタグラム未掲載のイラストや、夫との出会いや娘の出産など、書籍でしか読めない描き下ろし原稿も大幅に加えられた、大充実の一冊となっています。インスタグラムでフォロワー数14万人を突破する人気作家の待望の初イラストエッセイ集で、子育て中の家族はもちろん、家族のあたたかさを感じたい人にもおすすめの作品です。
お母さんは心配症!? ヒヨくんあっくん育児日記
「お母さんは心配症!? ヒヨくんあっくん育児日記」は、イラストレーターのやまもとりえさんが描いたコミックエッセイで、『1日1コマ育児絵日記』を書籍化した作品です。次男を妊娠中、重いつわりや様々な病気に悩まされながらも、長男の育児と向き合う作者の日常が描かれています。
長男の夜中の授乳やイヤイヤ期を乗り越えてきた経験はあるものの、体力的な不安や、弟ができることで長男の心がどうなるのかという心配を抱えながら、母親としての葛藤と成長が綴られています。
読者からは「共感できる」「かわいいイラストに癒される」といった感想が多く寄せられており、子育ての大変さと喜びが詰まった作品です。育児中の方はもちろん、これから子育てを始める方にもおすすめできる、くすっと笑えてホロっと泣ける育児エッセイです。
そのオムツ、俺が換えます (宮川サトシ)
「そのオムツ、俺が換えます」は、宮川サトシさんが描いた育児エッセイで、世の中のお父さんたちの本音が詰まった新感覚な作品です。主人公は、妻に褒められたくて積極的に育児に参加し、おむつ替えや保育園への送り迎えを率先して行います。しかし、その裏には妻に認めてほしいという強い承認欲求があることが見て取れます。この作品は、現代の父親たちの心情を赤裸々に描いており、共感できる部分が多いのではないでしょうか。また、育児に積極的に関わることの大切さを改めて考えさせられる一冊です。父親だけでなく、母親にも読んでもらいたい作品であり、夫婦で育児について話し合うきっかけにもなるでしょう。育児に奮闘する全ての父親たちに、ぜひ手に取ってもらいたい一冊です。
エレガンスパパ (カラスヤサトシ)
「エレガンスパパ」は、カラスヤサトシさんの独特な視点で娘の成長や暮らしを描いた作品です。
娘のあくびとともに出る息をかいだり、泣く娘に自分の乳首をくわえさせて泣き止ませたりと、かなり個性的な感性で育児に向き合っています。「男の乳首は母親がいない時に、ダミー用の乳首なのか」と納得するエピソードからは、著者ならではの発想の面白さが感じられます。
子育ての喜びや戸惑い、発見など、父親目線で描かれた日常は、ユーモアと愛情に溢れています。子育て中の方にはきっと共感できる場面が多いでしょう。また、これから父親になる方にとっても、育児への向き合い方の参考になるはずです。
カラスヤサトシさんの鋭い観察眼と表現力によって、親子の絆の深さや成長の喜びが巧みに描写された作品です。ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊です。
おかあさんライフ。 (たかぎ なおこ)
たかぎなおこさんの「おかあさんライフ。」は、40代で結婚・出産を経験した新米ママの奮闘ぶりを描いたコミックエッセイです。娘のむーちゃんが1歳9か月から幼稚園入園までの濃密な親子時間が詰まった一冊で、子育ての喜びと大変さが赤裸々に描かれています。
朝から晩まで娘に振り回される日々、お手伝い欲に目覚めた娘とのんびり過ごしたら日が暮れてしまったエピソード、我が家で開店した"なおこ美容院"での初散髪、寝かしつけで寝落ちしてしまう40代パパママの夜など、子育てあるあるが満載です。また、七五三やお引っ越しなど、家族の成長とともに訪れる出来事も丁寧に描かれています。
たかぎさんの体験を通して、子育ての大変さと楽しさ、家族の絆の深まりを感じることができます。自身の子ども時代を思い出し、温かい気持ちになれる作品です。子育て中の人はもちろん、これから親になる人や、すでに子育てを終えた人にもおすすめしたい、笑いと感動が詰まったエッセイです。
37.5℃の涙 (椎名チカ)
「37.5℃の涙」は、病児保育をテーマにした椎名チカさんの漫画作品で、実写ドラマ化もされています。タイトルの"37.5℃"は、子どもが保育園に行ける体温のボーダーラインを表しています。病児保育士である杉崎桃子を主人公に、親の身動きが取れない状況で病気の子どもを預かる病児保育の現場を描いています。ルール違反をした親への対応や、子どもの急変への対応など、桃子の奮闘ぶりが描かれる中で、彼女自身が笑わなくなった理由も明らかになっていきます。愛情、家族、親をテーマに、家族の悩みや苦労を描くヒューマンドラマであり、虐待を受けてきた過去を持つ桃子が、自分自身の妊娠と向き合う姿も描かれています。大人も子どもも、女性も男性も、みんなの心が温まる作品で、300万部を突破する大人気コミックスとなっています。
双子の娘が生まれた時点で、俺は下僕決定です。 (コイデモトキ)
「双子の娘が生まれた時点で、俺は下僕決定です。」は、双子の娘を授かった父親の奮闘記を描いた育児エッセイ漫画です。貧乏な夫婦に訪れた予期せぬ双子の妊娠から始まり、夜泣きやおむつ替えなど、かかる労力とお金が倍になる大変さが描かれています。父親は必死に頑張るものの、娘たちは母親に懐き、家庭内のヒエラルキーは父親が最下位という現実に直面します。のほほんとした妻と気が気でない夫の対比が生み出すユーモアあふれる展開は、読者を爆笑させつつ、育児の大変さと家族の絆を感じさせてくれます。双子ならではのエピソードや、父親になった主人公が亡き父を思う場面など、共感を呼ぶ内容が盛りだくさんです。子育て中の親はもちろん、これから親になる人にもおすすめの一冊です。
ママはテンパリスト (東村アキコ)
「ママはテンパリスト」は、作者の東村アキコさんが初めての育児に奮闘する日々を描いた革命的な育児エッセイ漫画です。息子のごっちゃんの予想外の行動や反応に、東村さんは毎日テンパりまくり!でも、そのデンジャーな魅力にやみつきになること間違いなしです。
妊娠中に読んで戦々恐々としていた人も、実際に子育てを経験すると、ごっちゃんの行動に共感できるはず。小学生の娘さんに読ませたら大爆笑していたそうで、世代を超えて楽しめる作品だと言えます。また、振り仮名がないので、漢字の学習にもなるのがいいですね。
50万部以上のベストセラーで、各種ランキングでも上位にランクインする人気作。育児の大変さと、子どもの予想外の行動に翻弄されながらも、愛情深く成長を見守る親の姿が、リアルに描かれています。子育て中の人はもちろん、これから親になる人にもおすすめの1冊です!
甘々と稲妻 (雨隠ギド)
「甘々と稲妻」は、家族の絆と食卓を通じた心温まるストーリーが魅力の作品です。主人公の犬塚は、妻を亡くし料理が苦手ながらも、娘のために奮闘する父親の姿が描かれています。そんな彼が、教え子の飯田と出会い、一緒に料理を作ることで、料理の楽しさと大切さに気づいていきます。
作中では、料理を通じて家族や友人との絆が深まっていく様子が丁寧に描写されており、読者の心を温かくしてくれます。また、登場人物たちが試行錯誤しながら料理を作る姿は、料理初心者にも親近感が湧くでしょう。
アニメ化もされており、中村悠一さんが演じる犬塚の声も作品の魅力を引き立てています。日常生活の中にある小さな幸せや、家族の大切さを感じさせてくれる作品です。料理や家族との団らんを大切にしている方、そして心温まるストーリーが好きな方におすすめの作品です。
うさぎドロップ (宇仁田ゆみ)
『うさぎドロップ』は、予期せぬ親子生活の始まりを描いた心温まる物語です。三十路の独身男性が、亡くなった祖父の隠し子である6歳の女の子を引き取ることから物語は始まります。彼の人間性や成長が、この漫画の魅力を大いに引き出しています。
第一話では、家族がこの小さな女の子をどう扱うかで揉めるシーンがありますが、主人公は彼女に対して非常に自然体で接します。彼の真摯な姿勢が、周囲の人々のいい面を引き出すきっかけとなります。
また、物語を通じて、人間の矛盾や弱さをリアルに描きつつ、それでもなお絆を大切にすることの大切さを教えてくれます。現代社会が抱える「縁を切るべきかどうか」という問題に対しても、一筋縄ではいかない複雑さと、そこから学ぶべき教訓を提示しています。
主人公の成長と彼が築いていく人間関係は、読者にとって非常に魅力的で、彼のキャラクターがこの作品の成功を大きく左右しています。『うさぎドロップ』は、ただの育児マンガではなく、成長の物語、人との繋がりの物語として、多くの人に読んでほしい一作です。
かぞくを編む (慎結)
「かぞくを編む」は、特別養子縁組を通じて新しい家族の形を描いた感動的な漫画です。主人公のひよりは、民間養子縁組あっせん機関「ひだまりの子」のケースワーカーとして、予期せぬ妊娠や不妊に悩む人々に寄り添います。
この作品は、血のつながりだけが家族ではないことを教えてくれます。家族にとって一番大切なのは、心の繋がりだというメッセージが込められています。
特別養子縁組の話ですが、第一子の子育ての話でもあります。赤ちゃんが思い通りにいかず悩むのは誰にでもあること。そこに血のつながりの有無を感じてしまう親たちの姿が描かれています。
ひよりは、親と子の幸せを願い、誠心誠意向き合います。時には厳しく、時には優しく、寄り添う姿に心打たれます。
現代社会は複雑で、家族のあり方も多様化しています。そんな時代だからこそ、この作品を通じて新しい「かぞく」の形について考えさせられます。
ご両親も赤ちゃんも幸せになってほしいと願わずにはいられない、感動的な一冊です。ぜひ、多くの人に読んでいただきたい作品です。
日々白目むいてます (白目 みさえ)
育児に奮闘する主婦の日常を描いた漫画「日々白目むいてます」は、育児疲れで悩んでいる方におすすめの一冊です。SNSで爆発的な人気を博した本作は、主婦の視点から家事、育児、家族関係、人間関係などの悩みを赤裸々に描いています。読者からは「わかりすぎる!」と圧倒的な共感を呼び、続々とコメントが寄せられました。著者の経験に基づいたエピソードは、読む人の心に響くこと間違いなしです。また、日々のストレスを俯瞰的に見ることで、笑いに変えるヒントも得られるでしょう。本書には、人気作品に加え、書籍でしか読めない描きおろしマンガも多数収録されています。育児の悩みを抱える方は、ぜひ手に取ってみてください。きっと、白目家の日常に癒やされ、育児の大変さを笑い飛ばせるはずです。