漫画まとめ

面白い本格的なハッカー、プログラマが活躍するおすすめ漫画8選

王様達のヴァイキング (さだやす,深見真)

王様達のヴァイキングの概要

「王様達のヴァイキング」は、天才ハッカーと投資家の出会いから始まる、信頼と才能で世界を制覇していく物語です。主人公たちは、サイバー事件を解決しながら、仲間との絆を深め、自身の才能を開花させていきます。ITの世界を舞台に、中間者攻撃やサンドボックスなどの専門用語も登場し、業界に関心のある人にはより楽しめる作品となっています。心理戦や周辺技術を駆使した戦いの描写は、読者を飽きさせません。主人公たちの成長と、信頼と才能で世界を制覇していく姿は、読者に勇気と希望を与えてくれるでしょう。友情や努力、勝利よりも、信頼と才能、そして制覇することの意義を感じさせてくれる、新世代の物語です。

87CLOCKERS (二ノ宮知子)

87CLOCKERSの概要

『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子先生による漫画「87CLOCKERS」は、パソコンの性能を限界まで引き出すオーバークロック(OC)の世界を舞台に、一つの世界に没頭する人々の姿を描いた作品です。主人公の音大生・奏は、雪の中で出会った美女・ハナに一目惚れし、彼女を助けるためにOCの世界へ足を踏み入れます。奏は、ハナが世界記録を持つオーバークロッカー・ミケを献身的にサポートしていることを知り、葛藤しながらもOCの魅力に引き込まれていきます。二ノ宮先生の真骨頂である、一つの世界に情熱を注ぐ人々の姿が生き生きと描かれており、オタク漫画でありながら恋愛要素も織り交ぜた独特の作風が魅力的です。この作品を通じて、多くの人がオーバークロックという競技の存在を知ることになったでしょう。全9巻で完結したこの作品は、タイトルの意味を理解した時に、もう一度最初から読み返したくなる奥深さを持っています。

アイとアイザワ (かっぴー,うめ(小沢高広・妹尾朝子))

アイとアイザワの概要

「アイとアイザワ」は、人工知能が人間社会に浸透した近未来を舞台に、特殊能力を持つ少女とAIの恋愛と戦いを描いたSFファンタジー漫画です。瞬間記憶能力を持つ天才少女・アイと、意思を持った人工知能・アイザワの出会いから始まる物語は、人間とAIの関係性や、テクノロジーの発展が社会に与える影響を探求しています。『ターミネーター』を彷彿とさせる世界観と、専門家の知見を取り入れたAIの描写は、リアリティと緊張感を生み出しています。『左ききのエレン』のかっぴー先生原作と『東京トイボックス』のうめ先生イラストによる最強タッグが織りなす、ワクワクドキドキの展開は必見です。人類の存亡をかけた壮大な物語と、人間とAIの恋愛という新しい切り口が融合した、今後の展開から目が離せない作品です。

スティーブズ (うめ(小沢高広・妹尾朝子),松永肇一)

スティーブズの概要

「スティーブズ」は、アップルコンピュータの創業者であるスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの若き日々を描いた漫画です。70年代のシリコンバレーを舞台に、二人の革新的な挑戦と成長の物語が展開されます。時代背景や技術的な詳細に関しては、一部フィクションの要素が含まれているかもしれませんが、IT革命の初期段階におけるアップルの歴史を、エンターテイメント性豊かに描いた作品です。当時の技術や社会状況を知る世代にとっては、懐かしさと共に突っ込みどころも見つかるかもしれません。しかし、現代のIT社会の礎を築いた二人の若者の情熱と友情、そしてイノベーションへの渇望は、世代を超えて多くの読者の共感を呼ぶでしょう。IT革命の歴史に興味がある方、アップルの創業ストーリーに惹かれる方、シリコンバレーの雰囲気を味わいたい方には、ぜひおすすめしたい作品です。

BLOODY MONDAY (龍門諒,恵広史)

BLOODY MONDAYの概要

漫画「BLOODY MONDAY」は、これまでのハッカー物に裏切られてきた人にこそおすすめしたい作品です。ストーリー自体は非常に面白く、読者を引き込みます。しかし、登場する技術は実在するものばかりで、情報セキュリティについて真剣に考えるきっかけにもなるでしょう。主人公の高木藤丸は、普段は無気力な高校生ですが、裏ではカリスマハッカー『ファルコン』として活躍します。次々と起こるテロ事件に立ち向かう藤丸の活躍は、読者を熱くさせること間違いなしです。また、作中に登場する技術について調べてみると、情報セキュリティの重要性を再認識できるはずです。面白くて、為になる漫画をお探しの方には、ぜひ「BLOODY MONDAY」をおすすめします。

トリリオンゲーム (池上遼一,稲垣理一郎)

トリリオンゲームの概要

「トリリオンゲーム」は、凄腕プログラマ「ガク」とコミュ力チート「ハル」という個性の異なる二人が手を組んで、スタートアップ企業を立ち上げる物語です。

製品開発の柱であるガクの技術力は圧巻ですが、営業から戦略まで文系分野で奇策を次々と成功させるハルの活躍ぶりは、現実離れしたファンタジーの領域に達しています。そのため、リアルなスタートアップストーリーを求める読者には、やや合わないかもしれません。

しかし、『Dr.STONE』の稲垣理一郎と『サンクチュアリ』の池上遼一という最強タッグによる、エンタメ全開の展開は見応え十分。グーグルやアマゾン、マイクロソフトといった巨大企業に挑む、ゼロからのミラクルストーリーは、純粋なエンターテインメントとして楽しめます。

第1巻では、二人の出会いから起業に至るまでの経緯が描かれており、今後の展開にも期待が持てる内容となっています。スタートアップコミックの決定版として、ぜひおすすめしたい作品です。

AIの遺電子 (山田胡瓜)

AIの遺電子の概要

「AIの遺電子」は、近未来を舞台に人間とヒューマノイドの関係性を描いた漫画です。人工知能が発展し、ヒューマノイドが人口の1割を占めるようになった世界で、彼らを治療する専門医・須堂光の物語を通して、AIと人間の境界線や倫理的な問題を探求しています。

ヒューマノイドたちは、人間と同じように成長し、苦悩し、時には間違いを犯します。彼らが抱える悩みは、人間と感覚が異なることから生じる葛藤や、自らの才能の限界に直面した時の苦悩など、私たちにも通じるものがあります。

作者は、ヒューマノイドの視点を通して、感情・心・魂とは何なのか、技術の進歩と人間の関係性について問いかけています。鉄腕アトムやブラックジャックのような、SF要素と人間ドラマが絶妙に融合した作品で、読み応えがあります。

AIが急速に発展し、私たちの生活に深く関わっていく中で、「AIの遺電子」は、人とAIの共生について考えさせられる一作です。SF医療物語としても斬新で、ぜひ一読をおすすめします。

攻殻機動隊 (士郎正宗)

攻殻機動隊の概要

「攻殻機動隊」は、士郎正宗による1989年からの連載漫画であり、SF漫画の金字塔として知られています。作品は、電脳化技術やサイボーグ技術が発展した近未来の日本を舞台に、犯罪に対抗する特殊部隊「公安9課」の活動を描いています。インターネットがまだ普及していない時代に先駆けて描かれた設定は、現実の技術進歩に追い付かれつつあるものの、その先見性には驚かされます。アニメ版とは異なる原作漫画ならではの魅力があり、緻密な物語構成と卓越した画力は、約30年前の作品とは思えないクオリティです。「攻殻機動隊」は、多くのSF漫画や映画、アニメに影響を与えた作品であり、SF好きなら一度は読んでおくべき古典的名作といえるでしょう。

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