グルメ・料理

面白いラーメン漫画おすすめ10選 食べたくなる!

グルメ漫画には他ジャンルにはない中毒性があります。読むと必ず腹が減る、食べたくなる、そして真夜中に読み始めたことを後悔する——。私も何度、深夜1時のコンビニに走ったか分かりません。妻からは「その手の漫画は寝る前に読むな」と定期的に注意されています。

このページでは、15年間で読んできた漫画5,000冊のうち、「今すぐ何か食べたい」と身体を動かしてしまった作品を12本紹介します。ラーメン専門から家庭料理、酒場飯、京都の花街まで幅広く選びました。

この記事の選定基準

紹介する12作は、私が独自に採点している5軸スコア(各5点満点)で評価しています。

  • — 画力・魅力・記号性のバランス(グルメ漫画では特に食べ物の描写力)
  • 物語 — 構成の巧妙さ、着地の説得力
  • キャラ — 印象に残る度合い、記号化されすぎていないか
  • 中毒性 — 「次巻すぐ読みたい」度
  • 読後感 — 読み終えたあと、心に残った時間の長さ

スコアの詳細は著者ページにまとめています。

1. 孤独のグルメ(久住昌之/谷口ジロー)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★★★ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★

輸入雑貨商の井之頭五郎が、仕事の合間にひとりで飯を食う——それだけの話です。ドラマ的な事件は何も起きません。それなのに読み終えると必ず腹が減っています。

私が刺さったのは、五郎さんの「食との向き合い方の潔さ」でした。誰にも気を遣わず、店主に媚びず、ただ目の前の一皿を全力で味わう。私は会食続きの週に必ずこれを読み返します。読み終わった夜、コンビニでおにぎりを2個買った回数は数え切れません。

2. 深夜食堂(安倍夜郎)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★★☆ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★★

新宿の路地裏、深夜0時から朝7時までだけ開く小さな食堂。マスターが客のリクエストに応えて作るのは、赤いウインナー、ポテサラ、卵焼き——素朴な一皿ばかり。その一皿に、客それぞれの人生が絡む短編集です。

食べ物より人間ドラマの記憶が残る珍しいグルメ漫画です。私は「山かけごはんの回」で泣きました。読み終えた翌週、実家の母に電話をかけた記憶があります。真夜中に読むと感情が持って行かれるので注意です。

3. 美味しんぼ(雁屋哲/花咲アキラ)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆

1983年連載開始のグルメ漫画の金字塔。新聞社の「究極のメニュー」企画を担当する山岡士郎と、対立する海原雄山の「至高のメニュー」との対決を軸に、日本と世界の食文化を掘り下げます。

食のうんちく漫画としては最強クラス。私はこれで初めて「昆布と鰹の一番出汁の取り方」を真面目に読み、翌週末に実際にやってみました。100巻を超える長編なので、読む巻を選ぶのがコツ。1〜30巻あたりが特に濃いです。

4. きのう何食べた?(よしながふみ)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★

弁護士のシロさんと美容師のケンジ、40代ゲイカップルの日常。毎話、シロさんが作る家庭料理のレシピが具体的に描かれます。安売りの食材を見つけて献立を組み立てていく買い物シーンから、二人で食卓を囲む描写まで、生活感が濃い。

私が家庭料理漫画で一番読み返しているのがこれです。「今夜の献立が思いつかない」というときに開くと、必ずヒントがある。実際に何度もレシピ通りに作りました。妻もこの作品のファンで、二人で読んでいると自然と「今度これ作ろう」という会話になります。

5. 舞妓さんちのまかないさん(小山愛子)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★★

京都の花街、屋形「市」で舞妓修業に来た少女キヨが、料理の腕を見込まれてまかないさんになる。舞妓さんたちの毎日の食事を作りながら、キヨの目線で花街の暮らしが少しずつ見えてきます。

派手な事件は起きないのに、いつまでも読んでいたくなる不思議な引力があります。京都の伝統的な家庭料理が丁寧に描かれていて、私は「にゅうめん」の回を読んだ翌日、娘の朝ごはんに作ってみました。落ち着いて読める夜の相棒として最適です。

6. ラーメン発見伝/ラーメン再遊記(久部緑郎/河合単)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★★☆ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★☆

サラリーマンの主人公・藤本浩平が、副業でラーメン店開業を目指す物語。名脇役の芹沢達也が放つ「ラーメン評論家」への辛辣な業界論が読みどころで、続編「ラーメン再遊記」では芹沢が主人公になります。

食べ物漫画というより「ラーメン業界のビジネス漫画」に近い。私は前職の飲食チェーンにいた先輩に勧められて読み、原価計算や立地戦略の話にのめり込みました。ラーメン屋を目指す人にも、経営の側から食を見たい人にも刺さる作品です。

7. ワカコ酒(新久千映)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆

26歳のOL・村崎ワカコが、仕事帰りにひとり飲みを愉しむ短編集。ホルモン、板わさ、卵焼き、日本酒——王道の居酒屋メニューを丁寧に味わう姿が描かれます。ワカコの決め台詞「ぷしゅー」の破壊力は本物です。

私はこの作品を読んで、初めて「ひとり飲み」の魅力を知りました。以前は誰かと飲むものだと思い込んでいたのですが、ワカコの気楽さに感化されて、月に一度は仕事帰りに一人で暖簾をくぐるようになりました。

8. クッキングパパ(うえやまとち)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆

福岡の商社マン・荒岩一味が、家庭で料理する姿を描く長寿作品。1985年連載開始で、なお続いています。掲載レシピの再現性が高く、料理漫画界のレシピ本と呼んでも過言ではありません。

私は「豚汁の巻」を読んで実際に作りました。荒岩さんのレシピ通りに具材を切り、味噌を溶く。当たり前の手順なのに味が違うのは、順番の意味を丁寧に描いてくれるからでしょう。父親が家で料理を作る文化を根付かせた功労者だと思っています。

9. 焼きたて!! ジャぱん(橋口たかし)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★★ ★★★☆☆

「日本人による、日本人のための、日本発のパン=ジャぱんを作る」を掲げた少年パンチギャグ料理漫画。主人公・東和馬が「太陽の手」の温度でパン生地を発酵させ、ライバル達と対決していく、勢いのある展開が売り。

リアクション芸が突き抜けていて、真面目な料理漫画とは別軸で楽しめます。私は「大人買い」で一気読みしたクチで、通勤電車で吹き出しそうになって困りました。子供が読んでも入っていけるので、家族で共有できる料理漫画としても優秀です。

10. 花のズボラ飯(久住昌之/水沢悦子)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆

夫が単身赴任中の主婦・花が、面倒くさがりながらもズボラ飯を発明する短編集。冷蔵庫の残り物と少しの工夫で、「なにこれ、うまい!」という一皿が生まれる過程が描かれます。

私は妻が実家に帰った週にこの本を読んでいて、あまりの再現性の高さに感動しました。缶詰と乾麺と冷蔵庫の残り野菜だけで一食が成立する。ズボラ飯というより「創造的自炊術」の教本です。

11. めしにしましょう(小林銅蟲)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★☆

漫画家のアシスタント・青梅川おめがが、締切に追われる作家先生に規格外の重量級料理を振る舞う。1kgのラム肉、大量のバター、常識を超える食材の使い方に度肝を抜かれます。

グルメ漫画界の「変化球」担当だと私は思っています。読んでいるだけでカロリーが上がりそうな料理ばかりで、真似する気にはなれません。でも、「たまにはこの背徳の一皿を作りたい」と週末に挑戦したくなるインパクトがあります。

12. 味いちもんめ(倉田よしみ/あべ善太)

物語 キャラ 中毒性 読後感
★★★★☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★

老舗料亭「藤村」を舞台に、板前・伊橋悟の修業と成長を描く長寿シリーズ。日本料理の奥深さ、料亭の文化、職人同士の緊張感が丁寧に描かれます。

私が高校生の頃に父の書棚で読んで以来、折に触れて読み返している一本です。京都の名店に出張で行ったとき、この作品のワンシーンを思い出して、料理人の所作に見入ってしまいました。日本料理を知りたい人の入門書としても優秀です。

次に読むなら

気分別に、他のまとめも用意しています。

-グルメ・料理
-, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,